ちょっとしたことで、ふと湧き上がる恐怖や不安などの負の感情。
嫌なものですよね?
できれば、こんな感情には振り回されないようにしたいものです。
今回は負の感情が起こったときの対処法を紹介します。
人間は生き残るために、負の感情を抱くようにできている
怒りや不安・恐怖といった感情は、精神力を削り、ストレスとなり、行動する気力をなくさせます。
なので、負の感情は抱かないほうが良いのです。
しかし、なぜ負の感情を抱いてしまうのでしょうか?
それは人間が負の感情を抱きやすいように作られているからです。
大昔の生存競争をするうえで、死なないために、恐怖や不安というセンサーが必要だったのです。
現代のように文明が発達する前、失敗は即、死につながってしまうような時代がありました。
そんな時代では、ネガティブな思考方法が正しい生存戦略だったのです。
しかし、生命の危険が減った現代では、負の感情という反応をできる限り抑えたほうが、得られるものが多くなっています。
負の感情というセンサーが、過剰に働くとストレスや無気力などのデメリットが発生します。
なので、このセンサーの感度を調整する必要があります。
世界は解釈でできている
タイトルで負の感情は妄想でしかないと言いました。
これはどういうことか?
それは実際に起こった現象に対して、脳が勝手に意味付けをしているということです。
意味付けの内容がポジティブなら、正の感情。
意味付けの内容がネガティブなら、負の感情。
が湧き上がってくるという仕組みです。
「物事は、その人の受け取り方次第」という言葉がありますが、まさにその通りなのです。
全てポジティブに考えれば良いってものではない
ポジティブ思考になれば、全て解決かというとそうではありません。
世の中どうしても良いことばかりではありません。
ネガティブ思考だからこそ、助かることがあります。
例えば、詐欺や事故などの被害にあいにくいというメリットがあります。
ネガティブ思考が悪いのではありません。
過剰なネガティブ思考が問題なのです。
ネガティブな考えを、無理やりポジティブに考えようとすると精神的に負担がかかり、疲弊してしまうのでオススメしません。
そもそも、ポジティブに考えようしていること自体がネガティブだということです。
それではどうすればよいのか?
下記で説明しましょう。
あるのは今、目の前にある事実のみ
起こった現象を、そのまま、ありのまま受け止めて認識するだけ。
それ以上のことはしない。
起こった現象に対して、意味付けをしないということです。
(意味付けとは、その現象が起こった原因や理由を考えることです。)
これが感情に振り回されないコツです。
意味付けの具体例をあげます。
財布を落としてしまった場合。
自分は運が悪い。
自分はどんくさいから財布を落とした。
などです。
この場合、「自分は運が悪い」「自分はどんくさい」が意味付けとなります。
正しい認識の仕方は「財布を落とした。それだけ。」です。
運が悪いや、どんくさいは、財布を落としたこととは全く関係性の無いことです。
財布を落としたという事実のみを受け入れましょう。
最後に
いかがでしたか?
今回は「怒り・恐怖・不安に振り回されないコツ」を紹介しました。
ぜひ参考にしてください。