服を断捨離しようと思ったとき、どの服を捨てるか悩みますよね?
しかし、どの服を捨てるかを悩む前に明確にしておかなければならない事柄があります。
それは、服を何着残すかという問題です。
つまり、ゴールを設定してから、断捨離を行えということです。
そうしないと、遠回りをしてしまい、無駄な労力を使うことになります。
今回は、服の断捨離をしてからの2年間を振り返ってみて、何枚残すのが最適か紹介していきます。
服をたくさん持つようになったのは、歴史的につい最近の出来事である
まず僕は服をどれくらいまで減らすことが可能なのか考えてみた。
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」という言葉がある。
まずは歴史上最強のミニマリストを探してみることにした。
ネットや書籍で探し回ること、1か月。
見つけました!その人の名は!ディオゲネス!
どんな人かというと、この人は2000年以上前の人物で、哲学者だ。
家は持たず、捨てられていた大きな酒樽を横に倒して、その中で寝泊まりをし、生活していた人らしい。
わかりやすくいうと、ホームレスと全く同じ生活をしていたらしい。
ホームレスの人でも、さすがに服は着ているが、この人はなんと、服の所持数はゼロ!
ただ、裸で生活していたわけではないようで、大きな布切れを1枚持っており、それを体に巻いて、服の代わりにしていたようだ。
「世の中には凄い人がいるんだなー」
「よーし、俺も布切れ1枚で生活してみよう!」・・・とは、さすがにならなかった。
「ダメだ、凄すぎて、全く参考にならない。」
「もっと身近な、俺にも真似ができるような人物はいないのか!?」
と考えたとき、ふと、僕のじいちゃんのことを思い出した。
僕が10代の頃だったと思う。
休日になれば必ずと言ってもいいほど、アルバイトで稼いだお金を持って、服を買いに出かけていた。
そんなとき、じいちゃんに、こう言われたものだ。
じいちゃん「また服を買いにいくんか?」
じいちゃん「もう十分たくさん服持ってるやろ?それ以上買ってどうすんの?」
じいちゃん「ほんとに、○○(僕の名前)は、服が好きやなー(笑顔)」
10代の僕「全然、服足りんよ、まだまだ欲しいのいっぱいあるもん」
10代の僕「服が欲しい年頃なんよ、じいちゃんも若い頃そうやったやろ?」
じいちゃん「時代的に物が無かったのもあるけど、皆だいたい2・3着くらいしか持ってなかったで」
10代の僕「え!?そうなん!?てか洗濯どうすんの?乾かんやん」
じいちゃん「その日に着た服を、その日のうちに洗濯して干せば、次の日には乾いてるから大丈夫やで」
10代の僕「えー、でも毎日洗濯するの大変じゃない?」
じいちゃん「お風呂入るときに、体を洗うついでに、一緒に手洗いするだけやから、全然大変じゃないよ(笑顔)」
10代の僕「へー、そうなんやあ」
10代の僕「梅雨の時期とか服乾かんのちゃうん?」
じいちゃん「部屋干しすればいいし、ちょっとくらい湿ってても着てるうちに乾くよ」
10代の僕「ふーん、じゃ、服買いに行ってくるわー!」
僕の家では、休日にまとめて洗濯するのが、習慣になっていたので、このときは、そんなやり方もあるんだな、くらいにしか思っていなかった。
このときの話が、最も理想的な服の所持数を解明する手がかりとなった。
じいちゃん、ありがとう!
豪雨・風邪・インフルエンザなど最悪の事態を想定した結果、最適解は?
じいちゃんの話では3着あれば十分らしい。
しかし、僕は疑い深く、ネガティブ思考な人間だ(泣)
いや違う!慎重な人間だ!
本当に3着あれば十分なのか、徹底的に検証してみた。
仮にA・B・Cと3着持っていたとしよう。
1日目―Aを着る。Aを洗濯して干す。
2日目―Bを着る。Bを洗濯して干す。Aは完全に乾く。
3日目―Aを着る。Aを洗濯して干す。Bは完全に乾く。
毎日洗濯をし、天候が晴れで外に干すという条件ならば、服は2着あれば十分のようだ。
雨で部屋干しする場合を考慮しても、3着あれば十分のように思える。
しかも、今は除湿機という便利な家電がある。
除湿機を使うのであれば、天候に左右されること無く、服を乾かすことができる。
3着あれば、問題ない。
しかし、まだ、完全に不安を消し去ることができない僕。
「しかし、これはあくまで、体が健康で毎日洗濯ができた場合だ。」
「風邪やインフルエンザになったときは3日分じゃ足りないのではないか?」
「風邪やインフルエンザって何日くらい安静にしてたら良いのだろう?」
いろいろと調べた結果、風邪の場合は3日間は安静にしておいたほうが、治りが早いとわかった。
インフルエンザはどうだろうか。
僕はインフルエンザに何度もなったことがある。
経験上、インフルエンザ発症後、病院で薬をもらってから2~3日目くらいは体がしんどくて動けない。
4日目からは体は楽になって普通に動けるようになる。
会社には出勤できないけどね。
このことから服は3着では少ないことがわかる。
では4着が正解かというと、それも少し不安である。
最悪のパターンを考えてみよう。
体がしんどくて洗濯を1日サボったとしよう。
翌日、高熱が出て、病院に行くとインフルエンザだったとする。
インフルエンザになると3日間は体がしんどくて動けない。洗濯できない。
サボった1日とインフルの3日間で、合計4日間、洗濯できない可能性がある。
そう考えると最低でも服は5日分いるという結論に至った。
その後、実際に下着・寝間着・外出用の服を5日分だけ残して、全て断捨離した。
それから2年が経った。
この間、風邪やインフルエンザにかかったが、計算通り、問題なく生活することができた。
このことから、理想的な服の所持数は5日分だと自信を持って言える。
1日に使う服の枚数は人によって違うと思う。
僕の仕事は肉体労働なので、汗をよくかくから肌着や靴下は1日に2着使う。
事務仕事の人だと、そんなに使わないかもしれない。
なので、理想的な服の枚数は、1日に使う服の枚数×5日分ということになる。
この数を超える服については、余分な服になるので、遠慮なく捨ててほしい。
最後に
いかがでしたか?
理想的な服の所持数はわかりましたね。
残す数がわかれば、あとはひたすらゴールに向かって突き進むのみです。
ぜひ服の断捨離にチャレンジしてください。