会社から源泉徴収が送られてこない場合の確定申告の仕方

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今回は実際にあった僕の体験談をもとに、会社から源泉徴収が送られてこない場合の確定申告の仕方を書いていきます。

まずは、結論と大まかな流れを説明した後、細かい内容を書いていきます。

 

【源泉徴収票が無くても確定申告しないといけない】

それでは結論です。
源泉徴収票が無くても確定申告はしないといけません。
詳しく言うと、源泉徴収票不交付の届出を税務署に提出してから確定申告をしないといけません。

例えば、複数の場所で勤務していた場合、「源泉徴収票があるものだけ確定申告すればいいや。」というのもダメですし。

「収入が20万円以下だから、確定申告しなくていいや。」というのもダメです。

僕の場合は、以前会社に雇われて試用期間中に退職したのですが、この場合も確定申告はしないといけませんでした。

会社員・個人事業主・アルバイト・パート・無職など例外なく、確定申告はしないといけないのです。
詳しくはこの記事では書きませんが、特に収入が低い人や無い人は、確定申告をしないと損します。

余談ですが、僕はこの会社を入社後2ヶ月で辞めています(爆)
そして、この会社が源泉徴収票をくれなかったというわけですね。
で、今回はその時の話をしていきます。
この件は2月初旬に発覚して、確定申告の申告期限まで時間が無いぞー!どうしよー!?となって気が重たかったです。

【手続きの流れ】

それでは続きまして、大まかな流れについて解説していきます。

①まず税務署に相談する
②会社に源泉徴収票を下さいと言う
③会社が源泉徴収票をくれない場合は、自分が住んでいる地域を管轄する税務署に行き源泉徴収票不交付の届出を提出する
④仮の源泉徴収額を確認する
⑤確定申告をする
⑥確定申告後の流れ

という流れになります。

それでは各項目について詳しく説明していきます。

【①税務署に電話で相談する】

これはそのままですね。
現状を包み隠さず話しました。
その際に、以下のように言われました。
税務署の職員さん「まずは、自分で会社に対し、源泉徴収票を請求して下さい。」
税務署の職員さん「そして、請求した証拠を残してください。」
税務署の職員さん「具体的には、メールと電話を使って、最低でも合計3回以上は請求して下さい。」

【②会社に源泉徴収票を下さいと言う】

まずメールで3回源泉徴収票を請求しましたが返信はありませんでした。
電話も1回掛けましたが、電話にも出てもらえませんでした。
仕方が無いので、3通のメールの内容をプリントアウトし、電話の発信履歴をスクリーンショットで保存したました。
後日、税務署に提出する問い合わせの証拠になります。

【③源泉徴収票不交付の届出を提出する】

会社が源泉徴収票をくれない場合は、自分が住んでいる地域を管轄する税務署に行き源泉徴収票不交付の届出を提出する。

税務署に確認の電話を入れたところ、手続きをするのに予約は必要ないとのことだったので、その足で税務署に行きました。
受付で源泉徴収票不交付の届出を提出したいと言うと、個別面談用のブースに案内されました。
担当の方にこれまでの経緯を説明し、会社に源泉徴収票を請求した証拠を提出しました。
職員の方が丁寧に対応してくれ、教えてもらいながら一緒に書類を書いてくれるので安心してください。

手続きは20分くらいで終わりました。

【④仮の源泉徴収額を確認する】

源泉徴収票が無い場合、仮の源泉徴収額を調べて、その金額を使って確定申告をすることになります。
なので、源泉徴収票不交付の届出をする際に、職員の方に自分の源泉徴収額がいくらになるか聞いてみるのが一番確実で楽だと思います。
給与額がわかる書類などを持っていくと調べてもらえます。
僕は心配性なので、事前に調べていき、手続きの際に、銀行に振り込まれた給料の金額を見せて職員さんにこの額で良いか確認をとりました。
国税庁のホームページに「給与所得の源泉徴収税額表」というものがあるので、そこを見て自分で調べることができます。

【⑤確定申告をする】

上記で調べた、おそらくこの額だろうと思われる源泉徴収額を使って申告をします。

【⑥確定申告後の流れ】

あとは後日、会社に指導が入り、源泉徴収票が送られてくるのを待つだけです。
ただ税務署も人材に限りがあるので、対応には時間がかかるようです。
確定申告後の流れは3パターンあるですが、長くなったので続きは次回にしたいと思います。

【最後に】

今回の記事はいかがでしたでしょうか?
収入の多い少ない、有る無しにかかわらず、源泉徴収額をしっかり記入して確定申告しないと損しますので、ぜひやってみてほしいなと考えています。
それでは次回お会いしましょう!
ご精読ありがとうございました!

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