タバコやお酒、お菓子の食べ過ぎなど、辞めたい習慣はありませんか?
実はついついやってしまう悪い習慣を簡単に辞める方法があるんです。
今回は身に付いた習慣を無くす方法を紹介します。
視覚を上手く利用する
脳は膨大なエネルギーを消費する器官です。
身体全体の2%しか重量がないにも関わらず、総エネルギーの18%を消費します。
そのため、脳はさまざまな方法を使って、省エネを行っています。
その1つが、視覚からの情報を利用する方法です。
どうような方法かと言いますと、特定の視覚情報が入ってくると、自動的に行動を起こすようにプログラムをセットするのです。
簡単に言うと、何かを見た瞬間、無意識に反応するようにしているということです。
具体例を上げますと、
タバコの箱を見た瞬間、気づいたら、いつの間にか火をつけていた。
帰宅後、TVのリモコンが目に入った瞬間、気づいたら、いつの間にかTVをつけていた。
などです。
タバコを吸おうと意識して火をつけたわけではありません。
TVを見ようと思って、TVをつけたわけではありません。
どちらも、その行動をやろうと意識していないところがポイントです。
この動作原理を逆手に取りましょう。
自動運転モードのスイッチを探す
このついついやってしまう行動を「自動運転モード」と仮に呼びましょう。
普段からよく行う行動は自動運転モードにセットされます。
自動運転モードは勝手に発動するわけではありません。
どこかに必ず自動運転モードを発動させるスイッチがあるのです。
それを探しましょう。
上記の例でいえば、タバコの箱やTVのリモコンがスイッチになります。
スイッチを押さなければ、自動運転モードは発動しません。
つまり、スイッチとなっている物を視界に入れなければ良いのです。
タバコを辞めたい場合は、タバコを連想させるような物を全てどこかに隠す。できれば、捨ててしまうのが1番良いです。
TVを見るのを辞める場合は、TVのリモコンを隠す。TV本体も布かなにかで、覆って見えなくする。
ホントはTV自体捨てるのがベストですが、なかなか難しいという方もいるでしょう。
しかし、上記のように視界に入らなくするだけで十分な効果があります。
行動をニコイチでセットにする
食べた後の食器を洗わずに溜めてしまうというような習慣の場合は、食後すぐに食器を洗うようにすれば、改善されます。
なぜ、使った食器をため込むのかというと「ご飯を食べる」という行動と「食器を洗う」という行動が切り離されているからです。
「ごはんを作る」と「ご飯を食べる」はセットになっていることが多いので、大概の方が、ご飯ができたら、すぐに食べると思います。
このセット行動を利用しましょう。
「ご飯を食べる」と「食器を洗う」をセットにするのです。
食後すぐだと汚れが落ちやすいというメリットがあるので、すぐに習慣化できますよ。
代わりになるものを用意する
人間には現状を維持しようとする本能があります。
なので、いままであった刺激が完全になくなるというのは、とても辛く続けることができません。
何かを辞めるために、別の似た何かを刺激として与えれば、この辞める辛さが楽になり、続けることができるようになります。
例えば、
タバコの代わりにガムをかむ。コーヒーを飲む。
などです。
私の場合は、ダラダラとTVを見てしまう習慣を辞めるためにTVを捨てました。
そして、インターネットを見るようにしました。
そうすると、次はインターネット依存の状態になってしまったので、インターネットの代わりに本を読むようにしました。
さすがにPCを捨てると生活に支障が出るので、いまはノートPCを購入し、必要なときだけ出して、使い終わったら片付け、視界に入らないようにしています。
このように似たような刺激でマシなものを用意すると比較的簡単に、苦痛のないように習慣を変えることができます。
最後に
いかがでしたか?
今回は「脳の機能を逆手に取り、悪い習慣を辞める方法」を紹介しました。
ぜひ参考にしてください。
「【生活習慣を変える方法】押さえておくべきポイントは2つ」も習慣を変えるのに、役立つ情報が書いてあるので、ぜひ見てください。