保険料を支払いたくないと思ったときに、思い浮かぶのは解約だが、それ以外の方法があるのをご存知だろうか?
保険に対する考え方や場合によっては、解約するよりもお得な場合があるので参考してもらいたい。
保険のサイトではないので、難しい言葉などは使わず、要点だけをざっくりと説明する。
【解約以外の方法】
方法は2つある。
延長保険に変更する方法。
払済保険に変更する方法。
この2つだ。
つまり、契約内容を変更するということ。
契約内容がどのように変わるのかが気になるところだと思うので説明する。
【延長保険と払済保険の共通点】
共通して変わるのは以下の2つ。
・変更前の保険に付いていた特約は消滅する。
・変更後、毎月の保険料は支払わなくてよくなる。
続いて、共通点以外の変更内容を説明する。
【延長保険の特徴】
・保障内容は変わらないが、保障期間が短くなる。
・解約払戻金は戻ってこない可能性がある。
・変更には健康状態などの再審査がある。
解約払戻金が気になるところだろう。
どういうことか、少しだけ詳しく説明すると、延長保険というのは、同類の保険内容の定期保険(掛け捨て)に入り直すということになるわけで。
解約払戻金を使って定期保険の保険料を支払う仕組みになっている。
なので、今まで積み立てた解約払戻金の額が多いと一部返金されるが、額が少ないと保険料の支払いで相殺されてしまい、返金されないということになる。
積み立てた解約払戻金が少なすぎると延長保険に切り替えること自体ができない場合もある。
こればっかりは、解約払戻金額や保障期間などが関係してくるので、保険会社に問い合わせないとわからない話になる。
【払済保険の特徴】
・保障期間は変わらないが、保障額が減る。
・解約払戻金額は戻ってくる。
保障額については、今までに支払った保険料の総額に見合った保障になるので、当然、保障額は減ってしまうという話。
解約払戻金については、今までに支払った保険料だけで運用してくださいとなる。
なので、解約払戻金額は戻ってくるが、そもそもの支払った保険料の総額が少なくなる。
運用する資金が少ないので、満期解約時の解約払戻金額の増額はあまり期待できないということになるが、解約するよりは、少し得するかもという感じ。
ちなみに、最近多い「低解約返戻金型の終身保険」を支払い完了前に払い済みにすると大損するので、絶対にしないこと。
【まとめ】
保険料支払わなくてもよくなるが、当然ながら、保障額や保障期間が少なくなるよという話でした。
でも、解約すれば、保障は完全に無くなるわけで、すごく悩むところだと思いますが、自分が何を求めているかを今一度よく考えて判断するしかないですね(^^;
保険料の支払いが困難だという場合は、保険料の減額をできる場合もあるようです。
ちなみに、僕は個人年金保険に加入していたのですが、解約という選択をしました。
その話はまた、別の記事で紹介したいと思います。
今回は、ざっくりと説明したので、詳しくは今日紹介した内容の単語を検索して調べてください。
この記事が節約のヒントになれば幸いです。