早くも熱中症で病院に運ばれる人が出ているみたいですね。
今回は昨年、僕が自分の体を使って実験し、発見した方法を紹介します。
TVなどで言われてる対策を行っていたのですが、実はそれが裏目に出ていることが発覚したのです。
ぜひ、続きを読んでみてください。
目次
全ての過ちは熱中症対策から始まっていた
夏に最も気を付けたいのは熱中症です。
ニュースでよく死者が出たという報道があり、皆さんも危険性は十分に承知していると思います。
僕は肉体労働の仕事をしているので、熱中症はとても身近な問題です。
怖がりな性格の僕は、細心の注意を払い、万全の対策を取っていました。
ところが、どういうわけか熱中症や夏風邪・夏バテを起こしてしまうのです。
当時は、自分は体が弱いのかなと思っていました。
しかし、昨年、断捨離をしたことがきっかけで、自然に逆らわない生き方をしようと思い、これまで、やっていた熱中症の対策を辞めてみたのです。
すると、不思議なことに、体の調子がとても良い!
熱中症はもちろんのこと、夏バテや夏風邪にもなりませんでした。
当時やっていた熱中症対策を振り返ってみる
当時、僕は不眠症に悩まされていたため、睡眠は十分には取れていませんでした。
その代わりに、ポカリやアクエリでこまめに水分とミネラルを補給していました。
喉が渇いてから、水分補給をするのでは対処が遅いということなので、とにかく、喉が渇いてなくても定期的にポカリを飲んでいました。
そして、家では、体力を回復させるために、クーラーをかけていました。
設定温度はもちろん奨励されている28℃。
よく言われている熱中症対策をもう一度まとめてみましょう。
①十分な睡眠を取る
②こまめに水分とミネラル(ポカリなど)を補給する
③クーラーの設定温度は28℃以下にしない
睡眠不足であったこと以外は、奨励されている熱中症対策をきちんと行っていました。
しかし、残念ながら、熱中症・夏バテ・夏風邪を防ぐことができませんでした。
実は熱中症・夏バテ・夏風邪の原因になっていた対策はこれ
僕の場合、十分な睡眠は確保できていなかったので、睡眠について異議はありません。
問題は、水分とミネラルの補給の仕方とクーラーの使用にあったと考えます。
まず、水分とミネラルの補給について。
ポカリなどの経口補水飲料の過剰摂取に問題がありました。
大事なことなので、もう一度言います。
過剰摂取が問題なのです。
経口補水飲料自体には問題はありません。
では過剰摂取の何が問題なのか説明しましょう。
経口補水飲料には飲みやすくするために、糖分が入っています。
たくさん飲むと当然、糖分をたくさん摂取することになります。
そうすると、満腹感が出て、食欲が低下します。
そして、食事の量が減り、ソーメンのようなアッサリしたものしか食べれなくなってしますのです。
結果として、ミネラルの摂取量が減り、熱中症になりやすくなるのです。
経口補水飲料で摂取できるミネラルの量はしれています。
あくまで、補助的なものと考えましょう。
食事でのミネラルの摂取量には勝てません。
健康になろうとして、ご飯を食べずに、サプリメントばかり飲んでいるようなものです。
次にクーラーの使用について。
たしかに、熱中症は、体温調整が上手くできず、体温を下げることができないことで起こります。
ならば、クーラーを適切な温度で使用すれば、熱中症を防ぐことができるというのは、一見正しいように思われます。
しかし、これは熱中症の症状が出始めたときの対処療法に過ぎないと僕は考えます。
そもそも、人間には素晴らしい体温調整機能があります。
主な調整機能は以下の2点になります。
・汗をかき、気化熱で体温を下げる
・体表面の血管を広げて、体表面から熱を逃がす
この調整機能をコントロールしているのが、自律神経になります。
自律神経は生活環境の温度差が大きくなるほど、乱れてしまいます。
屋外と屋内の温度差は5℃以内が望ましいと言われています。
しかし、この温度差が無ければ無いほど、自律神経が正常に働くということになります。
私たち人間は、この自律神経による体温調整機能でいままで問題無く生き残ってきたという事実があります。
このことから、僕はクーラーの使用は極力避けるべきだと考えます。
過去の僕の失敗の流れを見てみる
それでは僕の過去の失敗の流れを原因を考えながら見ていきましょう。
最も危険性の高い熱中症の対策に力を入れていました。
経口補水飲料のみを定期的に飲む。
これにより、糖分の摂取が増える。
満腹感を出て食欲が低下する。
食事量が減り、ミネラルの摂取量が減る。
また、クーラーの使用により、自律神経が乱れる。
それにより、体温調整機能が低下する。
これらの積み重ねで、どんどん夏バテが進行し、最終的に熱中症や夏風邪になる。
ざっくり見るとこんな感じです。
良かれと思ってやっていた熱中症対策が、見事に裏目に出てますね。
失敗から学んだ正しい対処法
それでは正しい対処法を紹介しましょう。
①しっかりと睡眠を取る。
②ミネラルの摂取は食事をメインに考える。3食しっかり食べること。経口補水飲料はあくまで補助。
③水分補給は糖分の入っていないミネラルウォーターをメインにする。僕の場合、1日の水分摂取量の割合は水9:経口補水飲料1でやっていました。
④自律神経を正常に働かせるために、エアコンの冷房は使用しない。
⑤汗による気化熱を助けるために、扇風機を使用する。このとき、風に当たり続けることがないように、首振りにする。必要であれば、エアコンの除湿機能を活用する。
最後に
いかがでしたか?
今回は自分の体験から発見した熱中症・夏バテ・夏風邪を完全に防ぐ方法を紹介しました。
紹介した方法を実行することで、昨年の夏は快適に過ごすことができました。
やってみると意外とエアコンの冷房を使わなくても平気でした。
しかも、電気代がかなり節約できるというご褒美つき!
本格的に夏になる前の今ならまだ間に合います。
ぜひ皆さん参考にしてください。