生きるのが辛いと感じる3つの理由。仕組みを理解して気楽に生きよう!

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人生や生きるのが辛いと思う人にピッタリの内容になってます。

僕は一度真剣に自殺を考えたことがあります。

特に大きな病気をしているわけでもないし、莫大な借金を抱えているわけでもないのに。

もう自分はダメだ。そう考えたときがありました。

これは人間の習性が暴走したために起こったことだったのです。

今回はこの習性について理解し、対処しようという話です。

【生存戦略としてのネガティブ思考】

まず、生きるのが辛くなる考えの1つがネガティブ思考です。

しかし、このネガティブ思考は生き残る上では必須の考え方になります。

 

例えば、狩猟生活をしていた時代。

森に食料を取りに行くとします。

このとき、ネガティブ思考で森で猛獣に出くわすかもしれないと思って警戒して行く場合と、ポジティブ思考で猛獣なんていないさ♪と鼻歌を歌いながら行く場合とでは、どちらが生き残る確率が高いでしょうか?

もちろん、ネガティブ思考ですね。

このようにネガティブ思考だからこそ警戒や準備ができ、その結果、生き残ることができるのです。

そのため、人間は生き残るため、ネガティブ思考をするようにできています。

ネガティブ思考が標準仕様なのです。

なので、ネガティブな事柄に目が行きやすくなっています。

ポジティブ思考でも問題なく生きられるのは長い人類史上では、つい最近のことなのです。

生きるのが辛くなるけど、生き残るためには必要なのがネガティブ思考なのです。

 

【比較しないと物事が理解できない】

続いて、生きるのが辛くなる考え方が比較思考です。

人間はどうしても性能上、他と比較することでしか物事を把握することができません。

 

例えば、見たことがない野菜が2㎏3000円で売られていたとします。

安いですか?高いですか?

わからないですよね。

この見たことがない野菜が他の店で、2㎏2000円で売られているのを見たとき、はじめて2㎏3000円は高いと判断できるようになるのです。

 

なので、人間は物事を把握するために、常に比較しようとする性質があるのです。

あれと比べると大きい、小さい。重い、軽い。優れている、劣っている。

といった具合です。

ここで注目したいのは、どこに目をつけるかという問題です。

先ほど、説明したように人間はネガティブなことに目がいくようになっています。

生き残るために。

ということは、あれに比べて劣っているものに注目してしまうのです。

つまり、自分が他人と比べて劣っていることに目がいくのです。

 

【幸せなことは慣れて忘れてしまう】

最後に、人間を不幸にしてしまう習性がこれです。

どんなに幸せなことでも慣れてしまい、ありがたさを忘れしまうのです。

実はみなさん、自分が願ったことは全て叶っていることを理解していますか?

自分が選択できる範囲で一番やりたいことをやっているのです。

 

例えば、就職です。第一志望の会社には入社できなかったとしても、第二・第三志望の会社に入社しているはずです。間違っても応募段階で絶対に入社したくない会社には入社していませんよね。そんな会社には応募すらしていないはずです。

つまり、応募段階で自分が望んだ会社に入社しているのは間違いないのです。

ですが、どうでしょう?自分が望んだ会社に入社できている喜びはありますか?

時間が経てば、喜びは忘れていて、会社のイヤなところばかり思い浮かぶのが実態だと思います。

そう、ここでもまた会社のイヤなところというネガティブなことに目がいっていますね。

このように、幸せは忘れてしまうのです。

就職を例に挙げましたが、これは住宅選びや恋愛・結婚相手などにも当てはまります。

 

【苦しむ仕組み】

幸せは一瞬で忘れてしまう上に、常に比較思考をして、自分の劣っているところを探し続ける。

これが人間の習性なのです。

生き残るためとはいえ、これでは当然苦しみますわという話です。

よくよく考えると、笑ってしまう状況です。

良いことがあったら、わーっと喜び、ニワトリみたいに3歩も歩けばすぐに忘れる。

そして、すぐにあれがない、これがない、足りない、劣っていると騒ぐ。

傍から見れば、完全にアホです。

僕はこの原理に気づいた瞬間、人間って絶対に苦しむようにできてるやん!なんやこれ(笑)って笑ってしまいました。

こんなのそもそもムリゲーじゃんと。

あれ?ということは、これは自分だけじゃない。

となり、少し肩の荷が下りた気がしました。

幸せそうに見えても自分と同じように、みんな苦しんでるんだなと思ったわけです。

 

仕組み上、苦しむのが普通なのに、その普通の状態を自分は最悪の状態だと勘違いをして、自分はもうダメだと考えていたわけです。

おかしな話ですよね。

僕の場合、そのときそれほど悲惨な状態でないのにも関わらず、悲惨だと勘違いしているだけだったのです。

ほんとに間抜けな話で、いま思うと大げさでバカな奴だと思いますが、当時は何かのキッカケで考え方が悪循環して相当追い詰められており、物事を正常に考えられない状態でした。

 

あれもない、これもない、自分は劣っているなんて思うのは人間の仕組み上、普通のことなんです。気にすることではありません。

むしろ、人間として正常に機能していると安心するべきくらいです。

 

生きるのが苦しいと思ったときは、この人間の生存システムが過剰に働いているのだなと、冷静に自分の心の反応を見ましょう。

そうすれば、心が落ち着くはずです。

 

当時の僕と同じように苦しんでいる人は、この苦しむ仕組みを知っただけで、冷静に自分を見ることができるようになり、だいぶ心が落ち着くはずです。

ぜひ参考にしてみてください。

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