捨てられないのは心の状態が問題となっています。
そんな心理状態を改善させる簡単な方法を紹介します。
【認識の仕方に問題があるだけ】
前回の記事で、捨てられない本当の理由を説明しました。
詳しくは、前回の記事を見てもらいたいのですが、簡単に言うと、ネガティブ思考だから捨てられないわけです。
物事に対する認識の仕方が必要以上にネガティブになっているため、捨てることができないのです。
だからといって性格を変える必要はありません。
捨てるために、無理矢理ポジティブ思考になる必要はないのです。
ネガティブとポジティブのちょうど中間のフラットな状態に持っていきましょう。
【認識の仕方はトレーニングで変えることができる】
認知行動療法というのを知っていますか?
ホントにざっくり言うと物事に対する認識の仕方を変えるという治療法です。
例えば、コップに水が半分入っているとしましょう。
これをどう認識するかは人によって違います。
まだ半分もあると思う人もいれば、もう半分しかないと思う人もいるのです。
前者はポジティブな感情を、後者はネガティブな感情を抱いていますね。
同じ現象なのに捉え方が違うのです。
それは性格の問題なのでは?と思われるかもしれませんが、この認識の仕方は様々な理由で歪むことがあるのです。
いままで、水が半分もあると思っていた人が、あるときから、半分しかないと思うようになることがあるわけです。
話を断捨離に戻すと、この認識が歪んでしまったせいで、モノが捨てられなくなっている可能性があるのです。
認識の仕方はトレーニングをすれば、変えることができるので、認識の仕方を元に戻して、捨てられるようになりましょうという話です。
【トレーニング内容は簡単!】
それではトレーニングの内容を説明します。
日用品のストックの数を減らしましょう!
これだけです。
日用品ってどんなもの?っていうと。
例えば、洗剤・歯磨き粉・歯ブラシ・トイレットペーパー・ティッシュ・お米・調味料・卵とか。
生活する上で、必ず使うもので、どうせ使うものだからと、ついつい買いだめしてしまうような物ですね。
使い切ってなくなったとしても、すぐに買える物。
代用が効くものもそうですね。
お米なんかも最悪1食くらいはコンビニで済ませても問題ないでしょう。
これら日用品のストックを少しずつ減らしていくのです。
様子を見ながらちょっとずつでかまいません。
最終的には無くなってから買いに行くという状態を目指しましょう。
僕もそうだったのですが、モノが捨てられない人は日用品のストックが多い傾向にあります。
【トレーニング後の変化】
使うときになかったらどうしよう。
そんなネガティブな考えが原因で溜め込んでいた日用品のストックを少しずつ減らしていく。
すると、無くても大丈夫だったんだとわかるようになります。
そして、必要になったときに物を買うようにすると、必要なものは、必要になったときに、手に入れることができるんだとわかるのです。
また、万が一、必要なときに手に入れることができなかったとしても、たいていのことは何とかなります。
必要だと思っているものが無いという状態、そんなアクシデントを乗り越えることができるとわかるのです。
すると、自分にはそれだけの力があると、自信がついてくるのです。
このように自信がついてくると、日用品のストック以外のモノも捨てることができるようになってきます。
なんせ自分には必要なモノを手に入れる力があるわけですし、仮に、手に入れることができなかったとしても、なんとかできる力もあるわけですから。
必要以上にモノを持つ理由がなくなりますよね。
いま必要で無いものは自然と捨てるようになっていきます。
【最後に】
いかがでしたか?
今回紹介したやり方は、一番自然に無理なく捨てる力をつける方法だと思います。
がんばって葛藤して捨てることができる人はそれでOKですが、どうしても捨てる行動が起こせないという人は、ぜひ参考にしてください。